ピエトラドルチェ
アルキネーリ・エトナ・ロッソ 2013

ピエトラドルチェ アルキネーリ・エトナ・ロッソ 2013

(イタリア シチリア州 ネレッロ・マスカレーゼ100%)
シチリア島は、地中海最大の島でありイタリア最大の州で、イタリアで最も古いワインの産地です。 以前は生産量が多いだけの安ワインの産地でした。 高品質ワインは1970年がファーストヴィンテージのタスカ・ダルメリータのロッソ・デル・コンテと1984年がファーストヴィンテージのドゥーカ・ディ・サラパルータのドゥーカ・エンリコくらいしかありませんでした。 しかし、2000年前後から雨後の竹の子のように次々と素晴らしい生産者が登場してきました。 第15回頒布会で選ばせていただいたグルフィや、プラネタ、パッソピッシャーロ、パラーリなどがその代表です。 ピエトラドルチェは、その中でも2005年に創業された新しい生産者ですが、初ヴィンテージをリリース早々に瞬く間に高評価を得たライジングスターです。 エノロゴ(醸造家)は、カルロ・フェリーニ氏。 2000年にガンベロ・ロッソのワインメーカー・オブ・ザ・イヤー、2003年にイタリア・ソムリエ協会のベスト・エノロジスト、2007年にワイン・エンスージアストのワイン・メーカー・オブ・ザ・イヤーと3冠を達成しました。 3冠達成は、第18回のトリヴィアで紹介したリカルド・コタレッラと、この二人だけです。 このアルキネーリ・エトナ・ロッソは初ヴィンテージの2007年に、ガンベロ・ロッソのトレヴィッキエリを獲得して以降、常に高評価を得ており、生産量は7,000本と少量です。 シチリアを象徴するエトナ山で生産される代表的な品種のネレッロ・マスカレーゼは、DOCエトナの赤ワインには60パーセント以上の使用が義務づけられており、「シチリアのピノ・ノワール」と称されるエレガントな飲み口が特徴とされています。

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