1970年に設立されたマス・ド・ドマ・ガサック社のオーナーであるエメ・ギベール氏は、高級ワインの生産は不可能と言われたラングドック地区でボルドーのグランクリュに比肩する高品質のワインを造ることに挑戦しました。そして近代醸造学の権威であるエミール・ペイノー教授の指導を得て、1978年に社のフラッグシップとなるマス・ド・ドマ・ガサック・ルージュを造り、世界で高い評価を得るようになりました。
マス・ド・ドマ・カザック・ルージュは、伝統的なAOCのヒエラルキーに反発しカベルネ・ソーヴィニヨンを80%使用しているため(ランドックのワインはAOCの規定によりシラー、グルナッシュ、ムールヴェードルを主体としなければならない)ペイ・ド・レロー(規定が変わりつつありますが地域を指定したテーブルワイン。単なるテーブルワインより少し格上)を名乗っています。
ちなみに、カベルネ・ソーヴィニヨンをラングドックに初めて植えたのもギベール氏です。
このムーラン・ド・ガザック クラシック・ルージュはガザック社がネゴシアンとなり気軽の飲めるワインとしてリリースしているものです。
シラー50%、グルナッシュ25%、サンソー25%