(イタリア シチリア州 ネレッロ・マスカレーゼ100%)
最近ネットショップ等でのワインの売り文句に、サクラアワードという言葉を良く見かけるのではないでしょうか。
サクラアワードとは、ワインに従事している約500名の女性が審査をする日本で実施されるワインのコンペティションで、今年で第6回を迎えます。
総エントリーの約1パーセントが受賞するダイヤモンドトロフィーを頂点にダブルゴールド、ゴルード、シルバーの賞があります。
2019年は、34か国4,326アイテムのエントリーの中から278アイテムがダブルゴールドを受賞し、その中の48アイテムがダイヤモンドトロフィーを受賞したとのことです。
この数からいうと、サクラアワードを皆様がワインを選ぶ時の基準の一つにするのであれば、ダイヤモンドトロフィーを受賞したかどうかで判断するのが良いのではないでしょうか。
ヴィニエティ・サブのワインは、以前から試飲するたびに好印象のワインでしたが、2010年からファルネーゼがオーナーとなり、第7回頒布のモンテプルチアーノ・ダブルッツオと同じオーナーになってしまう上、激戦区シチリアのワインだったため採用に二の足を踏んでいました。
また、決してメジャーではないネレッロ・マスカレーゼという品種を、既に第19回に頒布していましたし。
この度、ヴィニエティ・サブのイル・パッソ2017年が、ダイヤモンドトロフィーを受賞しましたので、晴れて採用する事と致しました。
ネレッロ・マスカレーゼは、色が薄くピノ・ノワール的なエレガントな味わいが特徴ですが、このワインはアマローネ的な効果を与え、暖かいシチリアらしいワインに仕上がっています。