オスピス・ド・ボーヌ
ボーヌ・プルミエ・クリュ・キュヴェ・ブリュネ
2001

オスピス・ド・ボーヌ ボーヌ・プルミエ・クリュ・キュヴェ・ブリュネ 2001

(フランス ブルゴーニュ地方 ピノ・ノワール100%)
ワイン名であるオスピス・ド・ボーヌとは、元々はブルゴーニュの中心都市であるボーヌにあった慈善病院の事です。 ブルゴーニュ公フィリップ3世の官房長官を務めていたニコラ・ロラン氏とその夫人が、100年戦争の混乱によって生じた傷病者や、疫病で苦しんでいた貧困者の救済を目的に1443年に設立した病院です。 その病院が慈善病院であったため、経営を支援する目的で、ブルゴーニュの諸侯や熱心な信者から次々と畑が寄進され、オスピス・ド・ボーヌは広大なワイン畑の所有者になりました。 そこから生産されたワインの売り上げがオスピス・ド・ボーヌの運営を支えていましたが、より多くの資金を得るため1859年からはオークションが行われるようになりました。 このオークションは現在も11月の第3土曜からの3日間に行われていて、ブルゴーニュ地方の風物詩となるとともに、その落札価格がその年のブルゴーニュワイン全体の取引価格に影響を及ぼす一大行事となっています。 このボーヌ・キュヴェ・ブリュネは、ボーヌの1級畑、レ・ブレッサンド(0.52ha)、レ・バ・デ・トゥーロン(0.48 ha)、レ・サン・ヴィーニュ(0.47 ha)の平均樹齢45年を超えるブドウを使用。 2001年は当たり年ではありませんが長熟可能な年と言われています。 色はレンガ色が混じってきていて、抜栓直後は干し草の蒸れたような醤油のような熟成したワインに良くみられる香りが出ていますが(強すぎるとピークを越えたワインです)、しばらくするとこの香りは弱まり、香りの変化と共に味わいは複雑さを増していきますので、うまく熟成しているワインと言えます。

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