(スペイン リアス・バイシャス アルバリーニョ100%)
ヒル・ファミリー・エステーツは、9つのワイナリーを運営し、それぞれのワイナリーは生産地域も醸造責任者も違い、造り手としては小さなワイナリー、売り手としては大企業のような顔を持つことにより、コストパフォーマンスの高いワインを生産販売することを目的とした、新しい形の生産者です。
オロワインズはそのうちの一つで、他のグループワイナリーはアタラヤ、アテカ、トリデンテ、セラー・カン・ブラウ、ラガール・ダ・コンデサ、シャーヤ、ファン・ヒル、そしてカルトワインとして有名になったエル・ニドです。
インポーターが違うので最初は気付きませんでしたが、第3回で頒布したファン・ヒル・クワトロ・メセスもこのグループです。
その他いくつか気になっているワインもヒル・ファミリー・エステーツのものだということがわかり、なるほどコストパフォーマンスに優れたワインを造るという目的を標榜しているのも納得です。
リアス式海岸と言う名称の由来となったリアス・バイシャスは、ポルトガルの北に位置するガリシア州にあり、スペインで最も上質な白ワインを造る産地として有名です。
地場品種であるアルバリーニョから造られるワインは、フレッシュでフルーティー、魚介類との相性が大変良いことから「海のワイン」と呼ばれています。