(アルゼンチン マルベック100%)
マルベックはボルドーの赤ワインで使用が認められている5品種のうちの一つですが(他の4品種は、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロ、プティ・ヴェルド)、最近はあまり使われていません。
現在はフランス南西地方のカオール(因みにマルベックを70%以上使用しないとカオールを名乗れません)とアルゼンチンが主要産地となっています。
マルベックは果皮が厚いため、非常に色が濃く濃度の高いワインになることから、カオールは「黒ワイン」と呼ばれ中世から名声を博していました。
しかし今のフランスワインにおいては、主流ではなく個性的なワインとして位置づけられます。
一方アルゼンチンでは、マルベックは高貴な品種として扱われています。
果実味豊かで、長期熟成の可能なワイン。
アルゼンチンの至宝と言われるカテナの造るマルベックは、バランスのいいエレガントなワインに仕上がっています。
牛肉の生産量、消費量ともに世界1位のアルゼンチンでは、赤身のステーキにマルベックを合わせるのが定番のようです。