(イタリア アブルッツオ州 トレッビアーノ・ダブルッツオ100%)
トレッビアーノはフランスではユニ・ブランと呼ばれ、フランスにおける白ブドウの栽培面積において2位のシャルドネの2倍という断トツの1位に輝いています。
その多くがブランデーの原料となってしまうため、ワインとしてはあまり馴染みがありません。
イタリアでもトレッビアーノは、白ブドウの栽培面積の1位に君臨していてカジュアルな白ワインの代名詞となっています。
トレッビアーノを使用しているワインの中で一番馴染みがあるのがトレッビアーノ・ダブルッツオです。
イタリアワインの生産者の中で最も入手が困難なヴァレンティーニが造るトレッビアーノ・ダブルッツオ等を別にすると、基本的には軽い飲み口のデイリーワインです。
頒布会に採用するトレッビアーノ・ダブルッツオの条件は、低価格ながら納得の品質の物。
これを探すのになかなか骨が折れて、アブルッツオの赤の代表であるモンテプルチアーノ・ダブルッツオが第7回で紹介できたのに、トレッビアーノ・ダブルッツオは最近まで見つけることができませんでした。
カンティネ・ピローヴァノは100年以上続く家族経営のワイナリーで、その唯一の信条は「高い品質でテロワールを表現する」です。
このワインのコストパフォーマンスを皆さんはどう評価されますか?