キャッスル・ロック ロダイ プティット・シラー
2012

キャッスル・ロック ロダイ プティット・シラー 2012

(アメリカ カリフォルニア州 プティット・シラー100%)
アメリカのワインを造るブドウの品種の一つにプティット・シラーと言うのがあります。フランスのワインではまず見かけない品種です。 どのような品種かを調べるのに、最初に参考にするのがマスター・オブ・ワインのジャシス・ロビンソンが書いた「ワイン用葡萄ガイド」です。 そこから抜粋すると、「1980年代、プティット・シラーはほぼ全滅したフランスのデュリフ(シラーとプルールサンを交配してできた品種)と同一種と考えられていたが、初期のDNA鑑定はこれを否定した。1880年代初期のカリフォルニアのワインの文献に初めて著述されており、このことはフランスでまだ開発されていなかったデュリフと同一種ではありえないことを示唆している。」と書かれています。 しかし、ネット検索すると真逆なことが出てきます。 例えば英語版のウイキペディアでは、「カリフォルニアのプティト・シラーと言われているものの中の90パーセント以上はデュリフで、ATF(アメリカ合衆国司法省内の機関。日本語に訳すとアルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)がデュリフとプティット・シラーが同一のものと認めている。」と書かれています。 いろいろ調べると、どうもウイキペディアに書いてある方が正しいようで、残りの10パーセントはデュリフとシラーを交配したもののようです。 プティット・シラーは、色が濃くタンニンが強いため、ジンファンデルとブレンドされることが多かったのですが、最近は単独やメインのブドウ品種としてリリースされるものが増え、味のしっかりした肉料理との相性がいいと言われています。

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