(アメリカ カリフォルニア州 カベルネ・ソーヴィニヨン25% シラー25% ジンファンデル25% プティ・シラー25%)
私が広告代理店に勤めていた20代の頃、山本又一郎監督プロデュースのウインズという映画製作の担当をしていたことがありました。
その映画の製作総指揮がフランシス・フォード・コッポラ氏。
私はまだ駆け出しだったため、広告業界ってこんな所なんだと思いながら寝る暇もなく働いていましたが、今思えば監督にも可愛がっていただき、また著名な方にも普通にお会いしていたと思います。
コッポラ氏と会ったことも凄いですが、何と言っても一番の体験は陛下と妃殿下の傘を、皇后美智子さまから直接手渡しで預かったことでしょうか。
話しはワインに戻りますが、イニエスタのワインを頒布した時も(第19回頒布)書きましたが、有名人がワイナリーを持ち造るワインはコストパフォーマンスが良いものが多いと思います。
ワインはお金が潤沢にあるほど良い物ができますし、有名人は元々お金持ちなので、ワインで儲けようというよりは、趣味の延長的なことが多いからだと思います。
実際、2010年に完成した新生フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリーでは、収穫からボトリングまで一貫して厳しいコントロール下でワイン造りが行われているのは当然の事ながら、ワイナリーの中にはレストランやワイン関連グッズのショップ、さらには映画関連の展示物、コンサートが開ける屋外円形パヴィリオン、バーや休憩所が併設されたプール等があり、ワンダーランドとなっています。
コッポラ・ロッソ&ビアンコシリーズは、コッポラ氏が子供の頃の食卓に乗っていたワインを再現したもので、コッポラ家のハウスワインです。