(南アフリカ ピノタージュ100%)
KWV社(南アフリカブドウ栽培者協同組合)の世界戦略において、南アフリカのワインのグローバル化を確立するためのブランドがゴールデン・カーンです。
ピノタージュは高貴な品種の代名詞であるピノ・ノワールと南フランスの丈夫で多産な品種であるサンソーを掛け合わせた(南アフリカではサンソーのことをなぜかエルミタージュと呼んでいました。ローヌ北部を代表するワインの一つがエルミタージュですが、ローヌ北部ではサンソーは栽培されていません。ピノ・ノワールとエルミタージュの掛け合わせなのでべたにピノタージュ。)南アフリカ独自のブドウ品種です。
もし、私がレストランで南アフリカの赤ワインを注文するとしたら、迷うことなくピノタージュを選びます。
1918年に設立されたKWVは南アフリカのワイン産業を牽引する存在で、ピノタージュはKWVの支援により1925年に開発されましたので、このワインは南アフリカを代表する保守本流のワインと言えます。