シャトー・カップ・ド・フォジェール 2008

シャトー・カップ・ド・フォジェール 2008

(フランス ボルドー地方 コート・ド・カスティヨン メルロ85%
カベルネ・フラン10% カベルネ・ソーヴィニヨン5%)
今年も6月にバリュー・ボルドー2016が発表されました。(第12回配布のシャトー・ベルヴュー・ラ・ランデの説明を参照) 今回は、白ワインが27本(第12回配布のラ・クロワ・バルトン・ボルドー・ブランの2014年が選ばれていました)、泡が2本(うち1本はロゼ)、ロゼが3本、赤が64本、甘口が4本でした。 前回は税込3,500円以下でしたが、今回から税込4,000円以下のワインが対象となりました。 同じ良いと感じるワインの中でも、高価格帯のワインと低価格帯のワインとでは、味わいは異なります。 高価格帯の良いワインは、複雑性や凝縮性がありバランスもよく、ワインの評価グラフを作るとすると、円を描くようなワインで、その円が大きくなればなるほど値段が跳ね上がっていきます。 ボルドーでいえば、5級は小さめの円を、5大シャトーは大きな円を描くと言う感じです。 低価格帯の良いワインは、口当たりがよく果実味を感じるようなワインがメインです。 バリュー・ボルドーに選ばれるほとんどのワインは後者に属すると思います。 このワインは、選ばれた中では一番高額だったのですが、この1本だけが高額なボルドーワインに近い味わいだと思いました。 ここのシャトーはサンテミリオン(ボルドー右岸の高級ワイン産地)とコート・ド・カスティヨンにまたがって位置し、サンテミリオンから造るワインがフォジェール、コート・ド・カスティヨンから造るワインがこのカップ・ド・フォジェールです。(ほとんど似たような土地から造られるワインですが値段に差があるため、カップ・ド・フォジェールは掘り出し物的な存在です。) 醸造家は、世界で一番有名なあのミッシェル・ロランです。

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