シャトー・ベルヴュー・ラ・ランデ 2012

シャトー・ベルヴュー・ラ・ランデ 2012

(フランス ボルドー地方 カベルネ・ソーヴィニヨン45% メルロ45% カベルネ・フラン10%)
このワインは、バリュー・ボルドー2015に選ばれました。 バリュー・ボルドーとは、日本のボルドーワイン委員会が毎年実施しているイベントで、1,000円から3,500円までのボルドーワインの中からコストパフォーマンスの良いワインをソムリエなどの業界関係者10人がブラインドテイスティングにより100本選出するというものです。 今年も7月にバリュー・ボルドー2015に選ばれたワインの発表会が実施されました。 選出された内訳は、白ワインが19本、泡が2本、ロゼが2本、赤が73本、甘口が4本。 バリュー・ボルドーに選ばれたワイン以外にも何百本とワインが出品されているので、まずはバリュー・ボルドーの100本からと、次から次へと無心でテイスティングしているうちに、カベルネ・ソーヴィニヨンの特徴を感じられるワインがあまりないことに気付きました。 配られた冊子のデータをチェックしてみると、カベルネ主体のワインは10本のみ(そのうち1本は50%以下)。メルロとちょうど同率のものが7本ありましたので、それを入れても73本中17本にしかすぎませんでした。残りはほとんどがメルロ主体。 考えてみれば、カベルネ・ソーヴィニヨンは、水はけのよいメドック地区以外では、メルロには劣勢で、早熟で収量が多くタンニンが少ないメルロがこのクラスのワインで主流を占めるのは当たり前でした。 このシャトー・ベルヴュー・ラ・ランデもサンテミリオン(メルロが主流の産地)に近いフロンサックにありますが、例外的にカベルネ・ソーヴィニヨンに適した土壌のためカベルネ比率が高く、またこのワインはサンテミリオンのシンデレラワイン(瞬く間に無名から有名になり高価になったワインの総称)シャトー・ヴァランドローのオーナー、ジャン・リュック・テュヌバン氏がここのワインに惚れ込みネゴシアンとして造った特別キュヴェです。

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