一日に100本、200本と試飲する時は、1本にかける時間はせいぜい45秒くらいだと思います。当然、次から次へと試飲していくことになるのですが、100本に1本くらいの割合で「おっ」と思い、インポーターからもらった資料に目を通し、それがどんなワインかを確認したくなるようなワインに出会います。これが、まさにそのワインで、同時に彼のムルソーやピュリニー・モンラッシェも試飲したのですが、マイナーアペラシオン(有名でない産地のことです)であるこのラドワが圧倒的に印象に残りました。
それからしばらくして発売されたワイナートの73号で、シルヴァン・ロワシェは「今をときめく!ライジングスター13軒」の1軒として見開き2ページで扱われ、中でもこのラドワ・ボワ・ド・グレションは「感心したワイン」として取り上げられていました。
シャルドネ100%