(フランス ピノ・ノワール100%)
ジャン・バルモン社はヴァラエタルワインの雄です。
ヴァラエタルワインとは、エチケットにブドウの品種名が記載されたワインのことです。
フランスのワインは、エチケットに通常は産地が記載されます。
古くからワインを生産してきたフランスでは、ワイン法によって産地ごとに使用していいブドウや製法などが規定されているため、産地を名乗れば何のブドウが使われているかわかるためです。
しかし、ニューワールドと呼ばれるアメリカやオーストラリアなどは歴史が浅いため、飲み手がわかりやすいように品種が表示されることが多いのです。
最近はフランスでも南仏を中心にヴァラエタルワインが増えていますが、カジュアルな印象があるので伝統的な産地であるボルドーやブルゴーニュでは未だ少数派です。
ジャン・バルモン社は、本拠地であるロワールでは寒暖の差の大きい気候を利用しすっきりした白ワインを生産しますが、南仏のラングドック地方にも畑を所有しそこからは温暖な気候を利用しふっくらとした赤ワインを生産しています。
このピノ・ノワールの産地はコルス島です。