ジュスティ・ピエルジョヴァンニ ラクリマ 2010
ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバは、マルケ州のアンコーナ周辺で10数の農家だけが栽培している希少地場品種です。
栽培の難しさから一時は絶滅の危機に瀕しその裁判面積は数haまで減少したこともあったそうですが、今でもたった数百haと言われています。
このブドウに由来する香りの特徴は、まさに薔薇のポプリ。
ブルゴーニュのいいワインがうまく熟成すると薔薇の香りがすると言われますが、そのようなワインは高価なことも相俟ってなかなかお目にかかることができません。
このラクリマは、ワインにおける薔薇の香りのサンプルとしての打って付けの物だと思います。