ジョセップ・マサックス  レッソ・ブランコ 2018

ジョセップ・マサックス  レッソ・ブランコ 2018

(スペイン カタルーニャ ガルナッチャ・ブランカ100%)
サン・セバスチャンとその近郊は、有名レストランが多数存在する美食の地域です。 アルサック、アケラレ、マルティン・ベラサテギとミシュラン3つ星を獲得しているレストランが3軒も存在し、ミシュラン2つ星ながら世界のベストレストランで3位まで行ったことのあるムガリッツもあります。 そのムガリッツでサービスを受けたソムリエールが、稀にみるピカイチのソムリエでした。 「料理に合うスペインらしい白ワインを」というオーダーに対し、ある1本のワインを薦めてくれたので、「ブドウの品種は」と尋ねたところ、「ガルナッチャ・ブランカ、マルバシア、ビウラ」と即答でした。 心の中で「オー」と思いながら、供されたワインはケ・ボニート・カカレアバでした。 アルコールが高く重厚で、まさに求めていた味わいのワインで、その時はこのワインを知らなかったのですが、コンタドールというスペインのカルトワインの生産者がつくる白ワインでした。 コンタドールはすでに日本にも入っていましたが、ケ・ボニートは当時未輸入で、私がスペインでぜひ飲んでおきたいと思うようなワインを選んでくれたことになります。 たまたまなのか、私が変なオーラを出していて薦めてくれたのかはわかりませんが、品種の即答から考えても、マンガに出てくるようなスーパーソムリエだったと私は思っています。 ガルナッチャ・ブランカは、黒ブドウのガルナッチャの突然変異と考えられていて、スペインが原産、スペイン北東部の白ワインに使用されています。 フランスではグルナッシュ・ブランと呼ばれ南仏で栽培されています。 ガルナッチャ・ブランカは、アルコールが高く酸が少なく、柑橘類やハーブの香りが特徴とされています。 このレッソ・ブランコも、グレープフルーツやハーブの香りを感じ取ることができると思います。

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