オーナーのフランソワ・ミジャヴィルは1980年代に彗星のごとく登場した、ボルドーで最も豪華でセクシーなワインを生む鬼才と言われています。
サンテミリオンのテルトル・ロートブッフ、マルゴー村の対岸にあるコート・ド・ブールのロック・ド・カンブで有名な生産者です。
この、ドメーヌ・ド・カンブはロック・ド・カンブに隣接した畑のブドウから造られますが、コート・ド・ブールの境界線の外にあり、AOCボルドーとして生産されるため流通価格も抑えられています。
メルロ80%、カベルネ・フラン20%。
2010年は2009年に続き素晴らしいヴィンテージで、フィネスとエレガンスが特徴と言われています。
ユニオン・デ・グラン・クリュ・ド・ボルドーの、東京で実施された2010年ヴィンテージの試飲会(毎年100以上のボルドーのシャトーが集まって開かれる試飲会)では、どのワインもそのしなやかさから既に飲みごろが始まっている印象を受けました。