(イタリア プーリア州 ネグロアマーロ100%)
前回も書かせていただきましたが、なるべく色々な産地のワインをご紹介したいと思っており、イタリアも全州制覇を目指しています。
今回のプーリア州で14州目です。
プーリア州は、イタリアをブーツに例えるならちょうどかかとにあたるところに位置します。
大農産地で、オリーブやオリーブオイルで有名ですが、ワインの生産量もイタリア全20州のうちの常にトップ4には入っています。
1980年くらいまでは、ヨーロッパ最大のバルクワインの供給地でしたが、最近は品質の高いワインの生産を目指しています。
プーリア州はブドウの固有品種の宝庫でもあり、中でも生産量が最も多いのがネグロアマーロです。
以前は、やはり他のワインを補完するためのバルクワインとして取り扱われていましたが、最近は注目を集めるようになった品種です。
ネグロアマーロは、そのほとんどがイタリアのちょうどブーツのヒール部分にあたるサレント半島で栽培されています。
温かい地域で生産されるブドウなので、カシス、洋ナシ、プラムといった果実味が特徴ですが、このワインはアンズのニュアンスが感じられると思います。