(フランス ロワール川流域 アンジュー・ソミュール地区 シュナン・ブラン100%)
ロワール川は、全長が1000キロメートルあり河口から600キロメートルがワインの生産地になっています。
そのため、多種のブドウからなる多様なワインが生産されています。
産地は、河口からナント地区、アンジュー&ソミュール地区、トゥレーヌ地区、中央フランス地区と大きく4つに分けられます。
中央フランス地区から産出される代表的ワインは、ソーヴィニヨン・ブランから造られるサンセール(第16回頒布)とプイィ・フュメ(第28回頒布)。
トゥレーヌ地区では、ロワールで最も栽培されている黒ブドウのカベルネ・フランから造られるシノン(第22回頒布)やブルグイユ、そしてシュナン・ブランから造られるヴーヴレがその代表です。
アンジュー・ソミュール地区では、シュナン・ブランから造られるサヴニエール、グロローから造られるロゼワインのロゼ・ダンジュー、そしてソミュールでは赤はカベルネ・フラン、白はシュナン・ブランのワインが代表となります。
河口のナント地区はムロン・ド・ブルゴーニュ(ミュスカデ)から造られるミュスカデ(第9回頒布)で有名です。
今回は、アンジュー・ソミュール地区が頒布会初登場です。
ソミュールに本拠を構えるクロ・ルジャールと言う生産者がいますが、ここのソミュール・シャンピニーはカベルネ・フランの最高峰とうたわれ、フランスの名だたるレストランが奪い合いをするようなワインです。
とは言え、以前は手には入れづらかったですが比較的気軽に飲めるワインでした。
しかし今は、驚くほど高騰しとても手が出ないワインになってしまいました。
ギベルトーの八代目であるロマン・ギベルトーは、1997年に祖父からブドウ畑を引き継ぎワイン造りを始めますが、修行先がクロ・ルジャールでした。
ギベルトーのワインも手に入れづらく、今はギベルトーのワインをレストランは奪い合っています。