ニコラ・フィアット
グラン・レゼルヴ・ブリュット N.V.

ニコラ・フィアット グラン・レゼルヴ・ブリュット N.V.

(フランス シャンパーニュ地方 ピノ・ノワール40% ピノ・ムニエ35% シャルドネ25%)
モエ・エ・シャンドンに代表されるような、ブドウの一部または全部をブドウ栽培農家から買い入れてシャンパーニュを造るシャンパーニュ・メゾンを、ネゴシアン・マニピュランと呼び、エチケットにはN.M.と記載します。 ブドウ栽培農家が自分で育てたブドウだけを使用しシャンパーニュを造った場合、エチケットにはR.M.(リコルタン・マニピュラン)と記載し、協同組合がシャンパーニュを造った場合はC.M.(コーペラティヴ・マニピュラン)と記載します。 リコルタン・マニピュランとコーペラティヴ・マニピュランは、それぞれ約4500軒と40軒ほどあり、両者を合わせた販売量は28パーセント、輸出量は13パーセント程度です。 日本でよく見かけるコーペラティヴ・マニピュランの代表といえば、マイィやボーモン・ド・クレイエール、そしてニコラ・フィアットでしょう。 コーペラティヴ・マニピュランの利点とは、ネゴシアン・マニピュランとリコルタン・マニピュランの良い所取りだと思います。 栽培農家がオーナーのようなものなので、リコルタン・マニピュランの特徴である丁寧なブドウ栽培が行われる一方、ネゴシアン・マニピュランのようなスケールメリットも生かせ、結果、コストパフォーマンスの良いシャンパーニュが生まれるという訳です。 マイィは約80の生産者、70haの畑、年間生産量は50万本、ボーモン・ド・クレイエールは約240の生産者、86ha の畑、年間生産量は55万本ですが、ニコラ・フィアットは約5000の生産者、2225haの畑、年間生産量は2500万本と圧倒的です。 ニコラ・フィアットは、1976年に創設され日本への輸出は1999年からと歴史の浅いメゾンですが、フランス国内の販売量は10年以上No.1です。

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