フィアーノ・ディ・アヴェリーノ
フェウディ・ディ・サン・グレゴリオ 2016

フィアーノ・ディ・アヴェリーノ フェウディ・ディ・サン・グレゴリオ 2016

(イタリア カンパーニャ州 フィアーノ100%)
カンパーニャ州は、全州が観光名所と言われています。 日本に日光東照宮の壮麗さを讃えた「日光見ずして結構と言うなかれ」と言う格言がありますが、州都ナポリにはその景観を讃えた「ナポリを見てから死ね」と言う日本人の誰もが聞いた事のあるフレーズがあります。 今でも活動を続けるヴェスヴィオ火山、その噴火により失われた悲劇の町ポンペイ、青の洞窟のあるカプリ島と、名所は枚挙にいとまがありません。 そのカンパーニャ州の内陸部に古代ローマ時代からワイン造りが盛んだった丘陵地帯イルピニアがあり、中世初期を代表する教皇のグレゴリウス1世によりこの地におけるワイン造りが確立されます。 1980年11月に大地震がイルピニアを襲いますが、その震災からの復興を誓って1986年に創業されたのがこのフェウディ・ディ・サン・グレゴリオで、社名は日本語に訳すと「聖グレゴリオの領地」となり、グレゴリウス1世に敬意を表したものです。 この丘陵地帯には3つのDOCGワインがあります。 アリアニコ主体で造られる1993年にDOCGに昇格したタウラージ、グレーコ主体で2003年にDOCGに昇格したグレーコ・ディ・トゥーフォ、フィアーノ主体で同じく2003年に昇格を果たしたフィアーノ・ディ・アヴェリーノです。 フィアーノは、花のような香りのする優美なワインで若くして飲んでも美味しく、長熟も可能と言われています。 フェウディ・ディ・サン・グレゴリオは、その後快進撃を続け今や年間350万本を生産する大手ワイナリーとなりました。

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