フォジェール・レ・ザマンディエ・ルージュ
シャトー・ド・ラ・リクイエール 2016

フォジェール・レ・ザマンディエ・ルージュ シャトー・ド・ラ・リクイエール 2016

(フランス ラングドック地方 カリニャン30% シラー30% グルナッシュ30% ムールヴェードル10%)
私が、フォジェールというワインに興味を持ったのは、まだサラリーマンでワインの仕事に携わっていなかった時代の1998年2月15日号のBRUTASの中の記事です。ドメーヌ・レオン・バラルのフォジェール・ジャディス94年ヴィンテージが、ジャーナリストを集めたブラインドテースティングで、シャトー・マルゴーやコス・デストゥルネル、カロン・セギュールを抑えトップになった言う記事でした。 その後レオン・バラルのワインを見かければ飲むようになり、トリヴィアル・パスートのVol.3に書いたような経験をすることになります。 (ホームページに今までのデータはすべてアップしていますのでご参照ください。) http://wine-concierge.jp ですから、フォジェールを紹介する時は、「レオン・バラルのワインを」とずっと思っていたのですが、最近は何度試飲してもピンとこないようになりました。インポーターのホームページを見ると、「当初とは醸造方法が変化し現在は醸造過程でSO2を使用していない」などと書かれており、自然派ワイン好きにウケる飲み手を選ぶワインになったように思えます。 今回のワインは、私が別々の試飲機会にこの作り手の異なるフォジェールを試飲し、どちらも印を(良いと感じたワインに印を付けます。結果的には全体の2~3パーセント程度にしか印は付きません。)付けていたことが、後に手帳を見返していて気付いたものです。時々、このようなことがあるのですが、そんな時はタイミングを見てその生産者のワインをご紹介するようにしています。

インポーター希望小売価格 2,700円