渋谷に「ゆうじ(http://yakiniku-yuji.com/)」という焼肉屋(ホルモン焼き屋?)があります。オーナーの樋口ゆうじ氏は、焼き肉業界の第一人者であり、日夜、肉道を追求されている方です。そのゆうじ氏から、以前「料理に合うワインを1本選んでほしい」という相談を受けました。
定石は、もちろん焼き肉の甘辛いたれと合う、大変濃厚でジャムっぽいオーストラリアのシラーズです。
オーストラリアのシラーズは、気候、その醸造の仕方の違いによりフランスのシラー(シラーズと同じブドウで言い方が違うだけです。フランスのシラーは黒コショウの香り等に代表されるスパイシーな仕上がりになります)とは全く別物と言ってもおかしくない味わいになります。面白いのは、気候や醸造の仕方が品種の特徴を上回るのか、オーストラリアのカベルネ・ソーヴィニヨンはシラーズと大変よく似たテイストとなります。
今、「ゆうじ」で飲めるのはこのブラック・オパールのカベルネ・ソーヴィニヨンです。
このワインはぜひ焼き肉と合わせて飲んでみてください。
カベルネ・ソーヴィニヨン99.2% その他0.8%