(アメリカ カリフォルニア州 シャルドネ100%)
カリフォルニアワインは、以前は安価なテーブルワインの代名詞でしたが1960年代頃から、ロバート・モンタヴィのような大規模生産者が高品質なワイン造りを目指すようになりました。
高品質なワインでも、気候が温暖なこともありジャミーでボリュームがあって酸が低いのが特徴でした。
1980年代にワイン評論家ロバート・パーカーが登場すると、パーカー好みのワイン、熟れた果実味の樽の効いたアルコール度数の高いワインが全盛となり、小規模生産者が少量の高品質のワインを生産するようになります。
いずれにしてもエレガントなフランスワインに対し、厚化粧感のあるカリフォルニアワインと言う図式でした。
2010年代に入り若手の生産者が台頭してくると、今までの潮流の反動からフレッシュで繊細でバランスの良いワイン、そしてテロワールを反映させるワイン造りが行われるようになります。
その結果、多種多様なワインができるようになり、ニュー・カリフォルニアワインと呼ばれるようになりました。
このブレッド・アンド・バターもそんな新しいワイナリーのひとつですが、2015年のオバマ大統領がホストを務めたTPPのランチミーティングに2012年ヴィンテージのシャルドネが採用される等、急成長を遂げています。
味わいは、バターやバニラの香りのする古き良きカリフォルニアのスタイルです。