(スペイン アラゴン州 マカベオ100%)
スペインの白ブドウで、ダントツの栽培面積を誇るのはアイレンで、20万ha以上で栽培されていますが、これは主にブランデー用です。
次にマカベオが4万ha強、ヴェルデホが約1.8万haと続きます。
それに栽培面積は広くはありませんがガリシア州で栽培されているアルバリーニョを加えた4種が、スペインを代表する白ブドウではないでしょうか。
ヴェルデホは第22回、アルバリーニョは第15回に頒布していますが、まだマカベオをご紹介していないことに気付き、今回のワインです。
とはいえ、カバに使用される主要3品種が、マカベオ、チャレッロ、パレリャーダなので、今まで頒布したカバのすべてにマカベオは含まれていました。
スペインのペネデスでマカベオと呼ばれるこのブドウは、リオハやその他地域ではビウラと呼ばれ、フランスのランドック・ルーション地方ではマカブーと呼ばれて広範囲で栽培されています。
スペイン大使館経済商務部が、日本におけるスペインワインの普及を目的として運営しているFoods and Wines from Spain Japanのサイトで、マカベオは「若飲み用にも長期熟成にも耐えうる高級品種。特徴的には、豊かな芳香があり、また骨格をワインに与え、かすかな苦みが風味にある。産地によってかんきつ類の果実の香りや花の香りのあるものから、ミネラルな印象を与えるものまで幅がある。」と説明されています。