現在は当たり前のようにワインはシャトーで瓶詰されていますが、20世紀の初頭まではネゴシアンがワインを樽で買い瓶詰していました。
シャトー・ムートン・ロートシルトの当主であったフィリップ・ロートシルト男爵が1924年にワインをボトルに詰めて出荷することを決断してから、シャトーで元詰めするのが主流となりました。
(ちなみに1945年以降ムートンの代名詞とも言える毎年デザインの変わるエチケットの第1弾は、シャトー元詰めを記念して1924年に著名ポスターデザイナーのジャン・カルリュに制作依頼したものでした)
ベリーズ・ブラザーズ&ラット(BB&R)社はイギリス最古のそして英国王室御用達のワイン&スピリッツ商で、今でもアイテムは限られますが自社で瓶詰したワインを販売しています。
このBB&Rラベルのエクストラ・オーディナリー・クラレットは、ポーヤックのシャト・ランシュ・バージュの当主のジャン・ミッシェル・カーズ氏がグラーヴ地区で造るワイン。
昨年の10月25日に再オープンした新生ロオジェのワインリストにもオンリストされているワインです。
カベルネ・ソーヴィニヨン主体ボルドーブレンド。