ボジョレー シャトー・カンボン
マルセル・ラピエール 2013 

ボジョレー シャトー・カンボン マルセル・ラピエール 2013

(フランス ブルゴーニュ地方 ボジョレー地区 ガメイ100%)
ボジョレーと言えば、ほとんどの方がボジョレー・ヌーヴォーを思い浮かべるのではないでしょうか。 そして、他のワインとはちょっと違ったジュースのようなイメージがあると思います。 しかし、ボジョレーにも特級に相当する村名を名乗る10のクリュ・デュ・ボジョレーが存在します。 北から、サン・タムール、ジュリエナ、シェナ、ムーラン・ナ・ヴァン、フルーリ、シルーブル、モルゴン、レニエ、ブルイィ、コート・ド・ブルイィです。 どれも果実味は豊かですが、酸やタンニンもしっかり感じられ、ボジョレー・ヌーヴォーとは、一線を画します。 なかでも、ムーラン・ナ・ヴァンは最も力強いワインで長期熟成も可能と言われています。 以前は、フレンチレストランのワインリストにおいて、低価格帯のワインとして必ず数種類のクリュ・デュ・ボジョレーがオンリストされていましたが、今は南仏のワインがそのポジションに納まっています。 このことに代表されるようにヌーヴォー以外のボジョレーは、段々注目度が低下し、皆さんもあまり飲む機会に恵まれなかったのではないでしょうか。 ボジョレー地区のスター生産者だったマルセル・ラピエールは自然派ワインの父と呼ばれ(2010年没。今は家族がその遺志を引き継いでいます。)、ボジョレーに熟成の可能性を見出した人物。 マルセル・ラピエールのワインは、自然派ワインのマイナス要素を感じさせることはまずなく、濃さとフレッシュさとを両立させていると言われています。 シャトー・カンボンは良年のみに造られるキュヴェで、クリュ・デュ・ボジョレーに勝るとも劣らないガメイのポテンシャルを再認識できるワインです。

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