ボデガス・イ・ビニェドス・ゴデリア
ゴデリア・ティント ２０１２
（スペイン ビエルソ メンシア100％）
スペインで有名なワイン産地が一番集中しているのが、カスティーリャ・イ・リオン州です。
高額高級ワインのメッカであるリベラ・デル・ドゥエロを筆頭に、スペインを代表する白ワインのヴェルデホを産するルエダ、ルエダの西側に隣接し現地でティンタ・デ・トロと呼ばれるテンプラニーリョから造られる赤ワインの産地のトロ、それとガリシア州との州境に位置するメンシアで有名なビエルソ等があります。
ビエルソは、サンディアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路の要所として有名でしたが、伝統的に協同組合がワインを生産していたため、ワイン産地としてはあまり注目されていませんでした。
しかし、2１世紀に入ると新進気鋭の生産者のメンシアを使用したワインに国内外から関心が集まり、ビエルソは一躍注目を浴びる産地となりました。
メンシアはスペインの赤ワインのエースであるテンプラニーリョと比べタンニンや酸が少ないのでエレガントな食事に合うワインとして現在スペインで最も注目されているブドウです。
ビエルソの赤はメンシアを最低70パーセント使用することが義務づけられていますが、このゴデリア･ティントはメンシア100パーセントで造られ、メンシアの特徴が出つつしっかりした造りになっています。