(スペイン リベラ・デル・ドゥエロ テンプラニーリョ100%)
スペインワインの絶対王者は間違いなくリオハです。
未だ2地域しか認定されていないDOCa(特選原産地呼称)に、1991年に最初に選ばれたのもリオハでした。(もうひとつはプリオラート)
しかし、最も高価格で取引されているスペインワインと言えば、20世紀初頭からリベラ・デル・ドゥエロのベガ・シシリア社のワインでした。
1980年代になりリベラ・デル・ドゥエロのアレハンドロ・フェルナンデスのペスケラがアメリカのワイン評論家ロバート・パーカー氏の高評価を得ると、リベラ・デル・ドゥエロには内外の投資家が集まり、一躍新進気鋭の高級ワイン産地となりました。
栽培されるほとんどのブドウがテンプラニーリョ(現地名でティンタ・デル・パイス、またの名をティント・フィノ)で、味わいは世界市場を意識しているため万人受けする欠点のないものとなっています。
リベラ・デル・ドゥエロのワインは、価格設定が高めなのですが、このヴェンディミア・セレクシオナーダは大変コストパフォーマンスに優れたものになっています。