(イタリア リグーリア州 ピガート100%)
リグーリア州は地中海に面しイタリア最大の港ジェノヴァが州都です。
ヴァッレ・ダオスタ州に次いでワインの生産量は少なくDOCGはありません。
土着品種のボスコ、アルバローラ、それとヴェルメンティーノから造られるチンクエ・テッレと言う白ワインが有名です。
チンクエ・テッレとは5つの漁村の総称で世界遺産にも登録されていますので、リグーリア州のワインを扱うならチンクエ・テッレと思っていましたが、コスパで納得できるものが見つかりません。
イタリア専門のインポーターの方に聞いたところ、元々チンクエ・テッレを造っている生産者が少ないうえに、ほとんどが現地で消費できてしまうため、価格も強気な設定が崩れないとのことでした。
一度はリグーリア州のワインを選びたいと思っていましたので、チンクエ・テッレは諦め、ヴェルメンティーノの1種と考えられているリグーリア州の土着品種であるピガートを選びました。
ピガートはわずか数百エーカーでしか栽培されていない大変希少なブドウで、黄桃のアロマを持ち、かすかに塩っぽさを感じるワインを生むと言われています。
このワインもちゃんと塩のニュアンスがありますので魚介類とは大変相性が良いと思います。