(フランス ラングドック地方 サンソー100%)
インポーターのホームページを引用しますと、
「とても興味深い生産者が登場した!
前情報によると、南仏のぶどうを買ってロワールでワインを造っている女流醸造家??いったい何者か?と訝しがっていたらこういうことだった。
ビオディナミの本を著し、南米でも栽培指導を行うなどその道の大家でもあるクリストフ・ボーのドメーヌ・ボートレにて共同で仕込んだワインをトゥーレーヌにある自身のドメーヌに持ち込んで更に熟成させ、ワインを造っている。
しかもご主人は、あの超自然なワインを醸すグレゴリー・ルクレールだと。
しかも話はこれで終わらない。この家には何とあの幻のルメール・フルニエを醸していたニコラ・ルナールが居候しており、彼も自分のワインを造っている。こんな理想的な環境で、美味しいワインが出来ない筈がない!
この女流醸造家の名前は、アンヌ・パイエ。一体アンヌのワインは どんな味なのか?
それは南仏の豊かな果実味そのままで、ロワールらしい伸びやかな爽やかさが共存している、生き生きしたワインだ!アンヌのロワールドック(ロワール+ラングドック)を、是非とも味わって頂きたい!
収穫ぶどうの半分のみを除梗し醸し、グレゴリーがよくやる方法で、醸し中2、3日に1度の頻度で3hlずつ発酵中のタンクから果汁を引き抜くことにより、抽出しすぎないようにしながらも深みのある味わいをもたらしている。
スミレや赤果実の風味、滑らかな口当たりで品があり、純粋な味わい。」
(原文ママ)
プロ向けなのでちょっとわかりづらいと思いますので、多少説明いたしますと、
このドメーヌは2012年がファーストヴィンテージで、アンヌ・パイエは新人とはいえ自然派ワインの大御所に囲まれていて助言を常に受けられる立場にいるということ。特に、ニコラ・ルナールは芸術家気質(変人?)の天才醸造家として有名で、ルメール・フルニエは2002年がファーストヴィンテージで2005年には閉鎖された幻のワイン。私も一時は見つけるたびに飲みましたが、どれも素晴らしい味わいでした。自然派ワインは、愛好家からはそれが「味」と言われるのかもしれませんが、マイナス要素が多いのも事実で、ボトル斑も非常にあります。しかしこのワインは、何度か試飲しましたが、常にスミレの香りが顕著で、自然派ワインのプラスの特徴であるピュアな味わいに仕上がっており、暑い季節でもすいすい飲めてしまうワインです。