マルケス・デ・リスカル
リスカル・テンプラニーリョ 2015

マルケス・デ・リスカル-リスカル・テンプラリニーリョ 2015

(スペイン カスティーリャ・イ・レオン テンプラニーリョ85% シラー10% カベルネ・ソーヴィニヨン5%)
マルケス・デ・リスカル社はリオハにオーク樽を初めて持ち込んだリスカル侯爵により1858年に創業されました。以来、リオハワインと言えば樽熟成するのが当たり前で、ことあるごとにボルドーワインの代替え品として世界中に広まっていきました。 マルケス・デ・リスカルは80年代に日本で簡単に手に入る良質なスペインワインの代表でしたし、私が1992年にセビリア万博の仕事をしていた時、スタッフと一緒に食事に訪れた町の中華料理屋の親父が「良いワインがあるから飲むか」と言って出してきたのも、マルケス・デ・リスカルのティント・レセルバでした。 ワイン愛好家にとっては、見慣れた懐かしさすら感じるワインですが、いつ飲んでも価格以上の品質を感じさせられるワインです。 そのリスカル社が、フランスのヴァン・ド・ペイに相当するVDLTカスティーリャ・イ・レオンでテンプラニーリョ主体で造るカジュアルワインがこのリスカル・テンプラニーリョです。 第13回世界最優秀ソムリエコンクールチリ大会(2010年開催)の決勝のハイライトであるブランドテースティングにこのワインの2006年ヴィンテージが出題されました。 (1995年に日本で開催された第8回大会の優勝者が田崎真也さん。) そのレポートがワイナートNo.57に掲載されているのですが、決勝に残った世界のトップソムリエの3人全員が、品種をピノ・ノワールと答えたとあり、大変驚いた記憶があります。 果して皆さんはどの様な印象を受けるか、意識して飲んでみてください。

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