メゾン・ルロワ コトー・ブルギニヨン・ルージュ
2016

メゾン・ルロワ コトー・ブルギニヨン・ルージュ 2016

(フランス ブルゴーニュ地方 ガメイ ピノ・ノワール)
ブルゴーニュワインの格付けは、ジュヴレ・シャンベルタン村を例にとると、まずシャンベルタンのような特級畑のワインをトップに、ジュヴレ・シャンベルタン・クロ・サン・ジャックのような1級畑のワイン、そしてジュヴレ・シャンベルタンのような村名ワインが続きます。 その次にオー・コート・ド・ニュイやオー・コート・ド・ボーヌのような地区名ワイン、そしてブルゴーニュと書かれた地方名ワインと言うように、使用できるブドウの許可範囲が段々と拡大されていきます。 更にその下にピノ・ノワール(3分の1以上)とガメイをブレンドして造られる赤のブルゴ-ニュ・パストグランやブルゴーニュに古くから存在するブドウ品種も使用できる赤・白・ロゼが生産されるブルゴーニュ・コトー・ブルギニヨン(少し前まではブルゴーニュ・グラン・オルデネールと言われていました)があります。 生産者の正式な格付けは存在しませんが、揺るぎないトップはロマネ・コンティやラ・ターシュを有するドメーヌ・ロマネ・コンティでしょう。以前はそのオーナーの一人でしたが内部係争により締め出されたマダム・ルロワが1988年に興したドメーヌ・ルロワとドメーヌ・ドーヴネ、近年ワインの流通価格が非常に高騰したアンリ・ジャイエ、ジョルジョ・ルーミエ、コシュ・デュリあたりがそれに迫る感じです。 ルロワ社は元々トップネゴシアンで、ネゴシアンとしてのメゾン・ルロワのワインも品質の高さで有名です。 ルロワ社の出すボジョレー・ヌーヴォーを飲めば、他の物と一線を画していることが明確に分かると思います。 この、ブルゴーニュ・コトー・ブルギニオンは、ルロワ社の最もベーシックなワインですが、その実力を十分感じ取れると思います。

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