(イアリア ピエモンテ州 コルテーゼ100%)
ガヴィの正式名称は、ガヴィかコルテーゼ・ディ・ガヴィです。
エチケットを見ると主に、ガヴィ、ガヴィ・ディ・ガヴィ、ガヴィ・デル・コムーネ・ディ・ガヴィが存在し、通常のワインのパターンでいくと前者より後者の方が規定がいろいろと厳しい感じがしますが、結論から言うと何の違いもありません。
ガヴィは、バローロで有名なピエモンテ州で、コルテーゼというブドウ品種100パーセントで造られ、元々はジェノバを州都に持つ南接したリグーリア州の名産である魚介類に合わせて造られたワインです。
1970年代から80年代にかけて流行し、イタリアを代表する白ワインになりましたが、同じピエモンテを代表するアルネイスにおされ、且つ第17回に頒布したソアヴェと同様、低品質のワインを大量生産したことにより低迷してしまいました。
ガヴィを有名にしたと言われるラ・スコルカ社のガヴィは結構いい値段がしますし、試飲していてもなかなかコスパに優れたガヴィを見つけることができないのが現状です。
このラ・ギベリーナは、2000年に設立された新しいワイナリーですが、イタリアのワイン評価誌ヴィロネッリの2010年版で注目のワインに付けられるクローバーマークを獲得し、現地ではすでに知られた存在となっています。