(スペイン リオハ ガルナッチャ50% テンプラニーニョ50%)
スペインで一番歴史が古く最も有名なワイン産地がリオハです。
リオハワインが世界的に有名になったのは、19世紀後半にブドウの樹の天敵であるフィロキセラと言う害虫によりフランスのブドウ園が壊滅状態になり、スペインに多くのワイン生産者が流入し醸造技術などが伝授されたことに依ります。
それまで国内消費用のワインを造っていたリオハは、ボルドーワインの代替品として高品質なワインを造るようになり、樽で熟成させ樽をこてこてに効かせたワインがリオハの特徴となったのです。
(因みにスコッチもスコットランドの地酒だったのが、フィロキセラによりフランスでワインやブドウを原料とするブランデーが生産できなくなり、その代替品として世界に広まりました。)
それから100年、リオハでは果実味を重視したエレガントなニューリオハなどと呼ばれるワインが誕生してきました。
このラ・ベンディミアは、新しいスペインワインの牽引者で天才醸造家のアルバロ・パラシオス(プリオラートでレルミタなどのスーパースパニッシュを造っています)が実家リオハで造る果実味豊かに仕上げられたワインです。