地球温暖化が世界的な問題となっていますが、ワインにも当然影響があり、イタリアを代表するワインであるキャンティは2050年ごろには全く別物になってしまうという記事もありました。
ブドウ栽培の北限は北緯50度と言われていて、フランスではシャンパーニュ地方が北限にあたるのですが、シャンパーニュも温暖化の影響を受け、その将来を危ぶまれています。
シャンパーニュ地方の地層は石灰質土壌で、この土壌がシャンパーニュの味わいに大きく影響していると言われていますが、ドーバー海峡を挟んだイギリスの南部も以前は地続きで同じ地層からなっています。
今後、温暖化が進んでいけばスパークリングワイン造りに適した地域は、シャンパーニュ地方ではなくさらに北に位置するイギリス南部なのではという予想から、イギリス南部のサセックス地方は世界から注目を集め、今やスパークリングワインの一大産地となっています。
イギリスのスパークリングワインの中で頭一つ抜け、シャンパーニュとその品質が競えると言われているのが、1992年がファーストヴィンテージのナイティンバーと1996年にファーストヴィンテージをリリースしたこのリッジヴューで、どちらも王室御用達です。
エリザベス女王在位60周年(ダイヤモンド・ジュベリー)の記念行事が行われた時、ブルームスベリーの2009年は記念式典で、またナイティンバーのクラシック・キュヴェは王室遊覧船のパーティー及びウエストミンスター宮殿で開催されたランチで振る舞われました。
シャルドネ61%、ピノ・ノワール27%、ピノ・ムニエ12%