(フランス シャンパーニュ地方 ピノ・ムニエ67% ピノ・ノワール33%)
シャンパーニュには、ブドウ栽培農家が約15,000軒あります。
農家が栽培したブドウを買い入れてシャンパーニュを造るのが、シャンパーニュ・メゾンで、エチケットにはN.M.(ネゴシアン・マニピュラン)と記載されます。
シャンパーニュ全体の1割を生産するモエ・エ・シャンドンを筆頭に、ヴーヴ・クリコ、G.H.マム、ローラン・ペリエ、ランソン、ポメリー、パイパー・エドシック、テタンジェ等々が、よく聞く名前です。
実際は小さなネゴシアンも多数あって300軒ほど存在します。
彼らはシャンパーニュのブドウ畑の約10パーセントしか所有していませんが、総販売額約45億ユーロ(輸出額は24億ユーロ)の約4分の3、総販売量約3億1250万本(輸出量は48パーセント)の約3分の2を占めています。
オートレオー家は1670年のシャンピヨン村の名簿にも記載されている名家で、絵画を生業としていた芸術一家として知られる傍らでブドウ栽培をしていました。
ブドウは近隣メゾンに販売していましたが、1953年からシャンパーニュの生産をスタート。
このシャンパーニュは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌのヴェルヌイユ村にあるメゾン所有の畑と長年付き合いのあるリュットレゾネを実践している12の契約栽培農家のブドウから造るスタンダードキュヴェです。
インポーター各社、無名でもコストパフォーマンスの高いスパークリングワインを必死に探していますが、このシャンパーニュはまさしくそれに該当する一本だと思います。