ルイ・ヴァロン
クレマン・ド・ボルドー・ブリュット NV

ルイ・ヴァロン クレマン・ド・ボルドー・ブリュット NV

(フランス ボルドー地方 セミヨン95% カベルネ・フラン5%)
ボルドー地方は高級赤ワインの産地ですが、白、ロゼ、スイート、スパークリングとすべてのワインを産出しています。 ボルドー全域で造られるクレマン・ド・ボルドーは、シャンパーニュと同様の瓶内2次発酵が採用されています。 主要品種は、セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ムスカデル、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、プティ・ヴェルドです。 補助品種は、メルロ・ブラン、コロンバール、モーザック、オンダンク、ユニ・ブランで、30パーセントの使用が上限となります。 (ロゼの場合はカベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロ、プティ・ヴェルド、カルメネール、マルベックです。) 補助品種に指定されたブドウを見ていくと、ユニ・ブランはブランデーの主要原料で、イタリアではトレッビアーノと言って、白ワインでよく聞く名前です。コロンバールもブランデーによく使用されます。モーザックはフランス南西部の土着品種でこれもちょくちょく見かけます。 しかし、オンダンクはかつてフランス南西部で栽培されていたようですが、今はほとんど栽培されてなく、またメルロ・ブランはかなりレアで、これを使用したワインを1度だけ試飲した記憶がある程度です。 ワインに使うブドウも栽培が難しいとか良いワインができないとかでどんどん淘汰されているので、絶滅危惧品種と言う枠組みを作ればかなりの数のブドウが認定されると思います。 また、そのようなブドウを復活させワインをリリースしたという売り文句はちょくちょく聞いたりもします。 このクレマンは、セミヨン由来の香りと、たった5パーセントしか使われていませんがカベルネ・フラン由来の微かなピーマン香が感じられ、クレマン・ド・ボルドーらしいワインに仕上がっています。 またパリ農業コンクール2013、クレマン・コンクール2014で金賞をダブルで受賞していることが売りで、確かにコストパフォーマンスでは秀でていると思います。

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