(イタリア ピエモンテ州 ルケ100%)
ピエモンテ州は、キャンティを有するトスカーナ州と共にイタリアワインの2大生産地となっています。
生産量は他州と比べ多い方ではありませんが、DOCGやDOCに認定されたワインが一番多い州です。
イタリアを代表するワインのバローロやバルバレスコの産地の北東にルケ・ディ・カスタニョーレ・モンフェッラートはあります。
1987年にDOC、2010年にDOCGに昇格したエリアで、端から端まで車で15分というイタリアDOCGの中で最も狭いエリアです。
ルケは、昔から高貴なワインとして知られていましたが、栽培が難しくネッビオーロやバルベーラといった代表的な品種に押され衰退していましたが、今世紀に入りヴァライタルワイン(ブドウの品種を名乗るワイン)として復活してきました。
その立役者の一人がルカ・フェラリスで、ルケ全体の生産量の60万本のうちの6分の1の10万本を生産しています。
ルケは、薔薇を思わせるフローラルフレーバーが特徴です。
薔薇をイメージさせる香りを出すブドウ品種は、第2回に頒布したラクリマ・モッロ・ダルバとこのルケくらいではないでしょうか。
このワインも、間違いなく薔薇のポプリの香りを嗅ぎとれると思います。