ル・ルレ・ド・デュルフォール・ヴィヴァン 2011

ル・ルレ・ド・デュルフォール・ヴィヴァン 2011

(フランス ボルドー地方 マルゴー地区 栽培比率 カベルネ・ソーヴィニヨン70% メルロ23% カベルネ・フラン7%)
ボルドーワインの格付けとは、1855年のパリ万博の時に発表されたメドック地方のワインの格付けのことを指します。 当時の取引価格に基づき、1級4シャトー、2級15シャトー、3級15シャトー、4級10シャトー、5級17シャトーの計61シャトーが選別されました。 その中、メドック地方で最も歴史のあるマルゴー地区のワインは、1級1シャトー、2級5シャトー、3級10シャトー、4級3シャトー、5級2シャトーのなんと計22のシャトーが選ばれると言う名誉にあずかります。 しかし、1870年代に鉄道の線路が畑の中央に敷かれると、土地の排水が悪くなり、格付けに匹敵したワインが生産できなくなりました。 それから100年以上経って私がワインに興味を持ち始めた1980年代でも、シャトー・マルゴーやシャトー・パルメ等の一部のワインを除いてマルゴー地区のワインは手を出してはならないワインでした。 ようやく1990年代の中頃から排水工事が行われ、各シャトーの品質は急激に向上し始めますが、現代に至っても流通価格はまだ格付け当時には戻ってないと思います。 逆に言えば、コストパフォーマンスのいいワインが多く存在するということになります。 このワインは2級格付けのシャトー・デュルフォール・ヴィヴァンのセカンドです。 現在のマルゴーワインは、シャトー・パルメに代表されるようなメルロ比率の高い、優しい味わいが特徴とされていますが、本来マルゴー地区はカベルネ・ソーヴィニヨンに適した土壌です。 カベルネ比率の高いシャトー・マルゴーに最も似ていて、格付け当時シャトー・マルゴーに次ぐ評価を得ていたのがシャトー・デュルフォール・ヴィヴァンです。

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