【 垂涎の赤ワイン・ブルゴーニュ編 】
ブルゴーニュの赤の生産者を一人挙げろと言われたら、誰もがDRC社というのではないでしょうか。
ロマネ・コンティを筆頭に、ラ・ターシュ、リシュブール、ロマネ・サン・ヴィヴァン、グラン・エシェゾー、エシェゾー、それと1999年ヴィンテージで復活し不定期に造られるヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ キュヴェ・デュヴォー・ブロシェ、2009年ヴィンテージから加わったコルトン。
90年代中頃までなら、エシェゾーであれば正規販売店の高島屋で購入しても1万円でした。今や、ロマネ・コンティは軽く200万円越え、10万を切るワインは無くなってしまいました。
DRC社のワインに匹敵する価格で取引されているのが、元DRC社のオーナーの一人だったマダム・ルロワが造るワインです。
ミュジニーがダントツの1番人気で、次がリシュブールでしょうか。
シャンベルタンも、個人所有のドメーヌ・ドーヴネでリリースしていますが。
ヴォーヌ・ロマネ村でいえば、ロベール・シュルグのグラン・エシェゾー、そしてプルミエ・クリュですがエマニュエル・ルジェやメオ・カミュゼの造るヴォーヌ・ロマネ・クロ・パラントローが垂涎です。
このクロ・パラントローは、神様、故アンリ・ジャイエが有名にしたワインです。
手が出るワインとしてお薦めなのが、ヴォーヌ・ロマネ・レ・ゴーディショです。
それでも今や2万円前後で取引されているようですが。
DRC社が所有していたこの畑からとれたブドウをラ・ターシュの畑のブドウに加え、ラ・ターシュと名乗ることを認めさせた経緯があることから、他の生産者が造るレ・ゴーディショはブルゴーニュ愛好家の間では密かに人気があります。
マーシャル・ド・グラモン、フォレ・ペール・エ・フィス、ニコラ・ポテル等が生産しています。
グラン・クリュのミュジニーは、生産量が少なく、そしてその7割をコント・ジョルジュ・ヴォギュエが造るため、どの生産者の物も人気があります。
ワインラヴァーの垂涎度でいったらジョルジュ・ルーミエが間違いなく1番です。
大手ネゴシアンのルイ・ジャド、フェブレ、ジョセフ・ドルーアンが自社畑から造るミュジニーも大変入手困難な逸品です。
シャンベルタンでは、ベルナール・デュガ・ピィ、ドニ・モルテ、ポンソ等が挙げられます。
アルマン・ルソーはシャンベルタンより、シャンベルタン・クロ・ド・ベースの方が人気があるようです。
その他のグラン・クリュでいうと、クロード・デュガのグリオット・シャンベルタン、フーリエのグリオット・シャンベルタン等も人気があり手に入りづらいワインです。
上記作り手の、その他のグラン・クリュももちろん人気があります。
ドメーヌ・ルロワが1988年がファーストヴィンテージなので、私がワインにはまった頃は、DRC社のワインを除けば、なかなか手に入れづらくはありましたが、1万円も出せばどのワインも購入可能だったのですが(涙)。