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ワインのトリヴィアル・パスートVol.44【 垂涎のワイン・イタリア編 】

【 垂涎のワイン・イタリア編 】

今回は、イタリアの一度は飲みたいワインをご紹介します。
まずはピエモンテ州のバローロ。
私が一番と思うのは、ジャコモ・コンテルノのバローロ・リゼルバ・モンフォルティーノです。
ワインを熟成させて飲むとなるとやはりボルドーの独壇場ですが、このバローロは別格です。
以前は2万円台で買えたのですが、今はもう手が出ません。
アルド・コンテルノ、ロベルト・ヴォエルツィオ、パオロ・スカヴィーノ、ルチアーノ・サンドローネ、エリオ・アルターレ等も人気のある作り手です。
同じくピエモンテ州のバルバレスコでは、イタリアワインの帝王ガヤのワインです。
特に、ソリ・サン・ロレンツォ、ソリ・ティルディン、コスタ・ルッシの単一畑から造られるワインは白眉です。
ラ・スピネッタ、ブルーノ・ロッカ等の作り手も人気です。
トスカーナ州からは、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノと、一世を風靡したスーパートスカーナです。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノでは、ブルネッロの生みの親のビオンディ・サンティ、今やナンバーワンと目されるカーゼ・バッセ・ソルデーラ、そのほかではポッジョ・ディ・ソット、チェルバイオーラ、リジーニ等の作り手が有名です。
スーパートスカーナでは、ボルドーブレンドのサッシカイア、オルネライア、メルロのマッセート、レディガッフィ、メッソリオ、ラパリータ、カベルネとサンジョベーゼをブレンドしたソライア、ルーチェ、サンジョベーゼ100パーセントのレ・ペレゴール・トルテ、ペルカルロ、テスタマッタ、シラーのスクリオ等のワインが挙げられます。
その他の州から一つと言われたら、私は迷わずアブルッツオ州のエドワルド・ヴァレンティーニのモンテプルチアーノ・ダブルッツオを挙げます。
生産量が少なく手に入れにくいことも相まって、イタリアワインラヴァーからも評価の高いワインです。
以前1993年ヴィンテージを2ケース程インポートした時、有名イタリアンのオーナー何人かに声を掛けたら、皆が是非譲ってほしいと言うようなワインです。
他州からは、トレンティーノ・アルト・アディジェ州のヨーゼフ・マイヤーのラマレイン、ヴェネト州のジュゼッペ・クインタレッリのアマローネ・ヴァルポリチェッラ、アルゼロ、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州のミアーニの赤白ワイン、ウンブリア州のアルナルド・カプライ、カンパーニャ州のモンテヴェトラーノ、シチリア州のパッソピッシャーロ等々が候補に挙がってくるでしょう。
最後に、デーザトワインで、アヴィニョネージのオッキオ・ディ・ペルニーチェ・ヴィンサントを見かけるようなことがあったら必飲です。