ルーシー・サクラ 2013

SAKURAのコピー

ロゼワインと言えば、夏に飲む安価なワインのイメージが強いと思います。
実際に、フランスではそうやって飲まれてきました。
ヨーロッパでは赤ワインと白ワインを混ぜて安易にロゼワインを造ることを禁じているにもかかわらず、低価格のワインがほとんどでした。
(なぜか、シャンパーニュは赤と白を混ぜることが許されており、さらに不思議なのはロゼシャンパーニュの方が一般的に高価なことです。その理由は希少性によるようですが。)
しかし、最近はプロヴァンスのシャトー・デスクランに代表されるような、高品質、高価格のロゼが造られるようになってきました。
この、ルーシー・サクラはカリフォルニアのピノ・ノワールの銘醸地サンタ・ルチア・ハイランドのカリスマ生産者のピゾーニが造るピノ・ノワール100%のロゼで、もちろんセニエ方式を採用し(セニエ方式とは黒ブドウを発酵させる途中で色素成分を出す皮などを取り除く仕方で、手間暇がかかり、理想の色や味わいを出すのに熟練を必要とすると言われている方式です)今までのロゼワインの味わいとは一線を画していると思います。
(ピゾーニが所有するピゾーニヴィンヤードは、あのラ・ターシュ〔DRC社が造るロマネ・コンティの弟的なワイン〕のクローンを使ったプレミアムピノ・ノワールを栽培していて、そのブドウは常に取り合いとなり幻のピノ・ノワールになっています。)
日本では、花見の季節に桜の色にあわせてロゼワインを飲もうというムーブメントが最近起こってきて(ボジョレーヌーヴォのように、ワイン業界のロゼワインを流行らそうとする思惑です)、この時期に合わせて様々なロゼワインが紹介されるようになりました。
このワインも、その一つで今年からラベルも「桜」と表示された日本仕様となっています。 ピノ・ノワール100%

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