(フランス シャンパーニュ地方 ピノ・ノワール70% シャルドネ28% ピノ・ムニエ2%)
シャンパーニュは、栽培技術や醸造技術等の進歩により新しい造り手が続々と誕生し、日本にも次から次へと新しいものが入ってくるようになりました。
インポーターも差別化を図るため、様々な売り文句で訴えてきます。
エティエンヌ・ルフェーヴルという造り手では、「ブドウに高値のつくヴェルズネイの畑を多く所有するが、メゾンに売らないことをポリシーとする。」と謳えば、逆にズコンデ・シモンという造り手では「年間60,000本の生産キャパシティがありますが、目が十分に行き届く限界である21,000本に生産量を限定して、残りはクリュッグやルイ・ロデレールなどに販売。特にクリュッグとは19世紀からの付き合いで、最大の供給元になっています。」等々。
クリュッグと言えば、熱烈な愛好家を指すクリュギストという言葉もあり、一番ベーシックなものでもあのドンペリより高価なので、クリュッグへの最大の供給元となれば、興味は惹かれます。
このポール・ダルジャンでは、「かつてはモエ・エ・シャンドンやマム等の大手メゾンにブドウを供給していましたが、現在は販売しておらず、自ら造るシャンパーニュは英国王室御用達の栄冠を得ています。英国王室御用達の栄冠には複数のブランドが輝いていますが、皆大規模経営の会社ばかりで、家族経営のシャンパーニュメゾンとしては唯一の存在です。」
となります。
まあ何度も言いますが日本に入ってくるシャンパーニュは、インポーターのチェックが入っているので大抵は美味しくハズレは殆どないのですけどね。