(スペイン カタルーニャ テンプラニーリョ シラー ガルナッチャ)
19世紀後半にフランスのブドウ畑がフィロキセラにより壊滅状態になったため、リオハではボルドーワインの代替品として樽で熟成させた高品質なワインを造るようになりました。
そのような歴史もあるためか、スペインワインは熟成期間によりワインを分類しエチケッットに表示をしています。
実際スペインワインを飲むときによく耳にすると思うのですが、DOP(保護原産地呼称)のスティルワインでは、熟成期間が短いほうからクリアンサ、レセルバ、グラン・レセルバと分類されます。
クリアンサは、赤ワインは最低24か月以上(うち最低6か月以上330リットル以下のオーク樽で熟成、リオハでは12か月以上)、白ワインとロゼワインは最低12か月以上(うち最低6か月以上330リットル以下のオーク樽で熟成)と規定されています。
レセルバは、赤ワインは最低36か月以上(うち最低12か月以上330リットル以下のオーク樽で熟成)、白ワインとロゼワインは最低24か月以上(うち最低6か月以上330リットル以下のオーク樽で熟成)を、グラン・レセルバは、赤ワインは最低60か月以上(うち最低18か月以上330リットル以下のオーク樽で熟成)、白ワインとロゼワインは最低48か月以上(うち最低6か月以上330リットル以下のオーク樽で熟成)を義務付けられています。
熟成ワインは、ワイナリーが長いことワインを保管しておかなければならないのでその分値段が高くなってしまいますが、スペインの熟成ワインは比較的リーズナブルな値段で購入できますので、熟成ワインを気軽に楽しむにはうってつけだと思います。