(フランス シャンパーニュ地方 シャルドネ100%)
2007年11月15日号のブルータスで「日本を代表するソムリエが評価付け!最高のシャンパンを選べ!」という特集が組まれました。
日本を代表するソムリエの中本聡文氏、谷宣英氏、佐藤陽一氏、阿部誠氏の4人がプレステージシャンパーニュ80本を、銘柄も伏せたブラインドテイスティングで評価をするというものでした。
5段階評価で最高の星5つを獲得したのは2本だけ。
星4つはテタンジェ・コント・ド・シャンパーニュ・ブラン・ド・ブラン98やアルフレッド・グラシアン・キュヴェ・パラディを含む4本。
星3つに4本、星2つはサロン96やビルカール・サロモン・グランド・キュヴェ96を含む10本。残り60本の星1つには、フィリポナ・クロ・デ・ゴワセ96、ボランジェ・ラ・グランダネ99、ルイ・ロデレール・クリスタル00、ポル・ロジェ・サー・ウィンストン・チャーチル96、ニコラ・フィアット・パルム・ドール97、ブルーノ・パイヤール・ネック・プリュ・ウルトラ96等が入っていました。
では5星は何かというと1本はアラン・ロベール・メニル・トラディション・ブリュット90で「なるほど」っていう感じだったのですが、もう1本はピエール・カロ・クロ・ジャカンという伏兵でした。
年間800本しか生産されておらず、あまり見かけることのないシャンパーニュで飲んだことはありませんでした。
その後何とか手に入れて飲んでみたら、これがすこぶる美味。
大変手に入れづらいシャンパーニュだったので、レストランのワインリストで見つけると迷わずオーダーしていました。
これを機に、日本の業界内でピエール・カロのシャンパーニュは一目置かれるようになり、スタンダード・キュヴェであるこのブラン・ド・ブランも大変人気の高いシャンパーニュになりました。