(ニュージーランド ソーヴィニヨン・ブラン100%)
ニュージーランドワインは、歴史でいえば200年程度、生産量だと世界の1パーセント未満ですが、今や品質の高いワインを生産していることで有名です。
1980年代後半にマールボロのソーヴィニヨン・ブランが世界で評判を呼ぶようになります。
南島の北端に位置するマールボロ地区は海に近いこともあり、塩分を感じるワインに仕上がり、魚介類にあわせるのにうってつけです。
特に生ガキに合わせるとしたら、私は真っ先にマールボロ地区のソーヴィニヨン・ブランが思い浮かびます。
また、1990年代末にはピノ・ノワールでも評価を得、ブルゴーニュ地方、アメリカのオレゴン州と共に3大生産地として認識されています。
頒布会でもそれぞれ1度ずつ扱いましたが、逆に言えば未だ2回しか採用できていないことになります。
それは、ニュージーランドの製品はワインに限らず、品質は高いが値段もそこそこそれに見合った金額になっているというイメージが私の中に強くあるからかもしれません。
実際、以前ニュージーランド大使館と仕事をさせてもらった時、ニュージーランド製品はクリーンで安心が売り文句でしたが、ニュージーランドの物価とか製品価格を聞いてびっくりした記憶があります。
また、あるインポーターの試飲会で(新規ワインとしてニュージーランドのコーナーに20種類くらいのワインが並んでいました)、ニュージーランドのワインを口に含んでは吐くという作業を次々に行っていたところ、おっ、と思うワインがあり、そこで初めて資料に目を通すと、希望小売価格が軽く1万を超えていたこともありました。
この、ホエールズ・テイルは、ニュージーランドのワインをお手軽に楽しめるよう、ワインを原料で輸入し日本でボトリングしています。