(フランス コート・デュ・ローヌ地方 グルナッシュ シラー サンソー ムールヴェードル)
コート・デュ・ローヌ地方の南部地区を代表するワインがシャトーヌフ・デュ・パプです。
1309年、フランス王がローマ教皇庁をアヴィニョンに移すという教皇のバビロンの捕囚という事件がありました。
そして、アヴィニョンから20km弱ほど北に教皇の夏の居城が建てられ、それがシャトーヌフ・デュ・パプ(教皇の新しい城)と呼ばれるようになり、そこで造られるようになったワインがシャトーヌフ・デュ・パプです。
シャトーヌフ・デュ・パプの特徴と言えば、AOCで最も多い13品種のブドウが許可されていることです。
グルナッシュ(ブラン、グリ、ノワール)シラー、ムールヴェードル、ピクプール(ブラン、グリ、ノワール)、テレ・ノワール、クーノワーズ、ミュスカルダン、ヴァカレーズ、サンソー、ピカルダン、クレレット(クレレット、クレレット・ロゼ)、ルーサンヌ、ブールブラン。
すべてを使っている伝統的なワインは今は少なく、シャトー・ド・ボーカステルがその代表です。
シャトー・ラヤスのようにグルナッシュ100パーセントで造っているシャトーヌフ・デュ・パプもあります。
ドーメンは、パーカーポイントで満点を獲得したこともあるシャトーヌフ・デュ・パプを造っているラ・ヴィエイユ・ジュリエンヌが、有機栽培している若手を応援するために始めたネゴシアン部門です。
醸造はドメーヌ物とほほ同様に行っています。