(フランス ラングドック地方 シラー70% グルナッシュ20% ムールヴェードル10%)
ワインは発酵が終了した後にステンレスタンクや樽で熟成を行います。
一般的に、高価格帯の白ワインと赤ワインは樽で熟成されることが多く、また高価格帯の赤ワインほど新樽を使う比率が高くなります。
ボルドーでは、容量が225Lのバリックと呼ばれる樽が使われ、ブルゴーニュでは228Lのトノー(ピエス)と呼ばれる樽が使われます。
ワインを購入の際、気を付けて説明を見てみると例えば、「新樽30パーセント、1年使用した樽70パーセントで12ヶ月間熟成」などと書かれていたりします。
樽に関しては、ワインではプロでもなければ、フレンチオークかアメリカンオークか、新樽比率、熟成期間を気にするくらいですが、ウイスキーでは素材とか何が造られた樽なのかとか等々、味わいに大きく影響を及ぼす要素として意識されています。
バーでスコッチを頼んだことがあるなら、シェリー樽とかバーボン樽、ミズナラカスク等々の説明を聞いたことが有るのではないでしょうか。
ワインも、時々ですが、「○○というあの高級ワインを仕込んだ樽を使用」なんていう、謳い文句を目にします。
ワインの場合はウイスキーと違い、2次使用される樽は基本的にはワインを仕込んだ樽です。
このマス・ラヴァルは、「あのロマネ・コンティの使用済み樽で18ヶ月も熟成した究極のガレージワイン」、「ロマネ・コンティのエキスが溶け込むカルトワイン」というのがキャッチコピーです。
ロマネ・コンティを感じられるかはさておき、単純に「旨い。」と思えるワインではあります。