(フランス ブルゴーニュ地方 シャルドネ40% ピノ・ノワール40% アリゴテ20%)
シャンパーニュ以外で、瓶内二次発酵の代表的なスパークリングワインといえば、イタリアのフランチャコルタ、スペインのカヴァ、そしてフランスのクレマンです。
クレマンは、現在、ブルゴーニュ(クレマン・ド・ブルゴーニュ)、ボルドー(クレマン・ド・ボルドー)、アルザス(クレマン・ダルザス)、ロワール(クレマン・ド・ロワール)、ローヌ(クレマン・ド・ディ)、ラングドック・ルーション(クレマン・ド・リムー)、ジュラ(クレマン・デュ・ジュラ)、サヴォア(クレマン・ド・サヴォア)の8地区が指定を受けています。
頒布会では、クレマン・ド・ディと2015年に新たに認定されたクレマン・ド・サヴォアはまだ扱えていませんので、いいものが見つかったらご紹介しようと思います。
なんといってもクレマンの中で一番人気なのがクレマン・ド・ブルゴーニュです。
ピノ・ノワールとシャルドネの偉大な産地なので当然といえば当然でしょう。
一般的に、スパークリングワインはシャンパーニュもそうですが泡専門の作り手が生産していますが、ブルゴーニュでは、スティルワインで有名な作り手が造ったクレマンをしばしばみかけます。
リシュブールやグラン・エシェゾーで有名なモンジャール・ミュニュレ、ムルソーの作り手フランソワ・ミクルスキ、新ブルゴーニュの作り手として名をはせたルー・デュモン、ブルーノ・クラヴリエ、アニュス・パケ、ディディエ・モンショヴェ等々。
スティルワインを上手く造る作り手が、どんなスパークリングを造るのかと興味が惹かれるところです。
アンヌ・グロは、グロファミリーの中でも一番人気のある作り手で、彼女が造るリシュブールは、一度は飲みたい逸品です。